ワードプレスでサーバのphpを7.4にバージョンアップしたら「お使いのサーバーの PHP では WordPress に必要な MySQL 拡張を利用できないようです」となったときに対処したこと

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6年ぶりに以前ワードプレスで作っていたブログを再開しました。いろいろと環境が変わっていてサーバのphp言語を推奨の7.4に変更したとき、ブログが表示されずに「お使いのサーバーの PHP ではWordPress に必要な MySQL 拡張を利用できないようです」と出てどうして良いのかわからず困ってしまいました。その時に調べて行った解決方法です。

「お使いのサーバーの PHP では WordPress に必要な MySQL 拡張を利用できないようです」と表示されたときの状況

ブログを6年ぶりに再会するので、新しいテーマ(見た目)にしようと考えました。新しくするテーマを決めたところ、そのテーマはサーバのphp7以上が推奨されていました。ブログとサーバの環境も6年前から何の変更もしていなかったのでphpのバージョンは5.3のままでした。さくらサーバを使用していて、サーバコントロールパネルの言語バージョン設定から簡単にphp7.4に変更することはできました。これで大丈夫と思ってホームページを開いてみると「お使いのサーバーの PHP では WordPress に必要な MySQL 拡張を利用できないようです」と表示されていてブログが見れない状況となってしまいました。

いろいろなサイトで解決方法を調べていると、ワードプレスも前のバージョンのままだとphp7.4に対応してなくて、新しいバージョンのワードプレスではphp7.4に対応しているという事なのでワードプレスのバージョンアップをすることにしました。

ワードプレスをバージョンアップしようとした時の問題

今までワードプレスのバージョンアップは、ワードプレスの管理画面に通知されてくるバージョンアップから行っていました。今回も同じ方法でバージョンアップをしようとしたところ、管理画面で新しいバージョンではそれまで使っていたphp5.3では使用できないので、phpのバージョンを上げるようにといった内容が表示されバージョンアップができない状態になっていました。しかし、先にサーバのphpを7.4に変更するとワードプレスが古いので管理画面が表示されない問題もあるので何とかして同時にバージョンアップをするしかなくなりました。仕方がないので、あまりしたことがないFTPソフトを使ってワードプレスのバージョンアップをすることにしました。

FTPソフトを使ってのワードプレスのバージョンアップ

バックアップをする

バージョンアップして問題が発生して今までのデータが消えないようにバックアップを行うことにしました。ネットで調べて「BackWPup」というプラグインを使おうと思いましたが、ここでもワードプレスの環境が古くて使うことができませんでした。なのでここでもFFFTPソフトを使ってバックアップを取ることにしました。

FFFTPソフトをサーバに接続して「wp-content」の中にあるファイルをすべてパソコンにバックアップをしていきます。FFFTPソフトを起動してサーバに接続すると右側にサーバ内のファイルが表示されます。その中のwwwファイルをダブルクリックで開きます。

次にワードプレスが入っているフォルダを選択してます。名前は最初に設定した名前になっているので自分で設定した名前のワードプレスフォルダを開きます。ここではwp-1になります。

ワードプレスの中に入っているファイルやフォルダが出てきます。自分が今までアップロードした写真やデータがwp-contentに入っているのでこのフォルダを左側にドラッグ&ドロップしてダウンロードしてバックアップします。wp-adminは管理画面の表示に関するフォルダでwp-includesはワードプレスのシステムに関するファイルが入っているフォルダとなっています。

FTPソフトでダウンロードしたときのエラー

バックアップのためにFFFTPソフトを使ってデータを使ってパソコンにコピーすると、途中でエラーが何回も出てきました。

どうやら大量のファイルを転送しようとすると大体エラーが起こるという事なので、分けてファイルをダウンロードしていきましたがかなり面倒でした。ネットで調べるとFFFTPソフトで大量のファイルをダウンロードやアップロードをすると高確率でエラーが出るという事がわかりました。

FTPソフトでダウンロードでエラーが出るときの対処法

次は新しいバージョンのワードプレスをアップロードすることになるのでエラー回避のために少しづつアップロードするのは面倒なので解決方法を探してみました。ネットで調べてみるとFFFTPの設定を変更することでエラーがでないようにできるという事だったので試してみました。

①暗号化なしで接続を許可する

FFFTPを開いてサーバ接続する前のホスト一覧画面にある「設定変更」をクリックします。

次に「暗号化」タブをクリックします。

「FTPS(Explicit)で接続」にチェックが入っていると思うので外します。

「暗号化なしで接続許可」にだけチェックを入れます。

②可能であればMLSDコマンドで一覧を取得を外す

ホストの設定画面の「高度」タブをクリックします。

「LISTコマンドでファイルの一覧を取得」と「可能であればMLSDコマンドで一覧を取得」の2項目にチェックが入っていると思います。

「可能であればMLSDコマンドで一覧を取得」の方のチェックだけ外します。

設定を変更してからもう一度FFFTPのダウンロードで試したところ、エラーが出なくなりました。①だけ変更すれば②はそのままでも今回はエラーが出ずに全部ダウンロードできました。①はセキュリティ上変更したままの設定では良くないので、ファイルの大量転送が終われば元の設定に戻してください。

新しいバージョンのワードプレスのアップロード

いよいよFFFTPを使ってワードプレスのバージョンアップです。

ワードプレスの公式ホームページから新しいバージョンのワードプレスをダウンロードしていきます。パソコンのデスクトップや任意のフォルダにワードプレスをダウンロードすると、圧縮ファイルでダウンロードされます。ダウンロードした圧縮ファイルはそのままでは使えないので「Lhaplus」などのソフトで解凍したら準備完了です。そして、FFFTPで必要なファイルをアップロードしていきます。

新しいバージョンのワードプレスで今使っているプラグインが影響して作動しなかったらダメなので、すべてのプラグインを停止させます。管理画面>プラグイン>インストール済みからすべてのプラグインの一覧から一括停止さておきます。

FFFTPソフトを使ってサーバに接続し、左の窓にダウンロードした新しいバージョンのワードプレスを表示させます。

www>ワードプレスのフォルダを開けるとwp-admin、wp-content、wp-includesというフォルダとその他ファイル群が出てきます。

今まで使っていたテーマやプラグイン、アップロードした写真などはwp-contentに入っているのでそこは変更しないようにします。右の窓のサーバのwp-adminとwp-includesを削除します。その下に並んでいるファイル群は.htaccessとwp-config.php以外は削除していいらしいのですが今回は全部残しました。

次は新しいバージョンのワードプレスをアップロードしていきます。左の窓のローカルのwp-adminフォルダとwp-includesを順番にミラーリングアップロードボタンをクリックしてアップロードします。その後、下にあるwp-config-sample.php以外のファイルをアップロードして上書きして終了です。

エラーなくそれぞれアップロードが終わればワードプレスのバージョンアップができました。この時点ではサーバのphpが5.4なのでブログを表示しようとしてもまだ表示されません。続けてサーバのphpを7.4に変更すると無事にブログが表示されるようになりました。各ページや管理メニューなども表示され問題なく操作することもできました。

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