日本で25年ぶりの金冠日食

2012年の5月21日(月)に金冠日食があります。日本での金冠日食は、1987年9月23日に沖縄で見られたものから25年ぶりになります。そして、本州で見られるものとしては、1883年10月31日に東北地方で見られたものから129年ぶりの金冠日食だそうです。とてもすごいですね。私も、普段は天体などにはまったくと言っていいほど興味はないのですが、これだけ珍しい現象ということであればぜひ見てみたくなります。


Diamond ring on 22 Jul. 2009 / kubotake
ここで金冠日食を知らない人のために少し説明をいたします。日食とは、地球から見て月が太陽の前をよこぎる事で、月によって太陽が隠される現象になります。その隠される現象が、太陽の一部分だけの場合は部分日食と呼ばれています。。また、太陽が月によって全部隠される場合は皆既日食と呼ばれます。そして、今回の金冠日食は、月が太陽の中心近くに重なった時、太陽のほうが月よりも大きく見えていて、月のまわりからリング状に太陽の光が見える現象が金冠日食と呼ばれます。日食は、見る場所によってどのくらい深く欠けるか違ってきます。また、日食が始まる時間や一番大きく欠ける時間も変わってきます。

では、今回の金冠日食はどこで見ることができるのでしょうか?今回は東京・静岡・京都・高知・鹿児島など太平洋側を中心とした大都市を含む広いエリアで見ることができます。その他の地域では金冠日食は見ることはできないようですが、部分日食として見ることができます。これほど、広範囲で見られる日食はとても珍しいようです。
金冠日食が始まる時間ですが、7時30分前後となっています。5月21日は月曜日なので仕事がある方が多いのではないでしょうか。通勤の支度準備中の方や通勤途中の方がほとんどっだと思います。通勤途中でちょっと見れれば良いか、とも思ったのですが、見るためには太陽を見ることになるので観測用のメガネなどを付けてみる必要があるためかなり勇気がいる行動ともいえます。いっそ、金冠日食が終わるまで仕事の始まる時間を遅らせてほしいと思ってしまいます。

安全に日食を観察するための注意点。太陽は強い光と熱を出しています。日食でも強い光や熱が出ていることには変わりありません。そのため直接太陽を見ると、目を痛めたり、最悪の場合失明をしたりする危険性があるそうです。そして、普通の望遠鏡や双眼鏡を使って太陽を見ることは、光や熱を集めて強くするためより危険です。その他、観測用ではない色つきの下敷きやガラス板・サングラス等も目を痛める危険があるので注意が必要です。できれば観測専用のメガネ等を良いしたほうが安全です。

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金冠日食は一度でも見ることができれば幸運な珍しい現象だそうです。うーん、すごい。できればゆっくりと家族など大勢で見てみたいですね。仕事を休もうかと思わず考えてしまいます。

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